「親子のためのピアノ・オープンキャンパス2019夏」が行われました。

暑い夏が過ぎ去り、秋の虫の声が心に染み入る季節となりました。
キャンパスでは後期の授業・レッスンが始まっています。徐々に日も短くなるこの時期、落ち着いて音楽に耳を傾ける時間が増えると嬉しいですね。

この夏も東邦では多くのイベントを開催。
2019年8月24日には川越キャンパスにて「親子のためのピアノ・オープンキャンパス2019夏」が行われました。
猛暑が心配されましたが、幸いこの日は少し暑さが和らいだお出かけ日和となり、たくさんの親子連れの皆さまにお越しいただきました。

このイベントは、普段あまり音楽大学になじみのない子どもたちとご家族にも音楽大学に親しんでいただき、ピアノや音楽に一層興味と関心を深めていただこうと昨年度から始まりました。

たくさんのコンテンツがあり、基本的に入退場は自由で色々な体験をすることができます。
どれも楽しい雰囲気で行われましたが、内容については専門家がしっかりと監修した音楽大学ならではのもの。ピアノ音楽について楽しみながら学べるイベントになっています。いくつかご紹介しましょう。

「ピアノの内部を見てみよう」

専門の調律師がピアノを分解して、その仕組みをわかりやすく解説。
普段は直接見ることのできないコンサート用グランドピアノの内部を間近で確かめることができるばかりか、実際にふれることもできました。

「色々な楽器に触れてみよう」

子どもたちに大人気のグロッケンや太鼓など、たくさんの楽器を手でさわって音を出したり、他の楽器といっしょに合わせてみました。
音感教育についても詳しい浦川玲子先生がナビゲーターをつとめ、多くの本学学生もアシスタントとして子どもたちと楽しい時間を過ごしました。

「昔の楽器を弾いてみよう」

昨年度もご紹介した「チェンバロ」に加えて今年は「クラヴィコード」も登場。二段鍵盤を持つチェンバロでは、上鍵盤と下鍵盤の音の違いを興味深そうに弾いて確かめる参加者の姿も見られました。

このほか、学生の解説を聞きながら音楽大学の充実した施設を見学する「キャンパスツアー」と「図書館探検」、東邦音楽大学のピアノ教授陣による「体験レッスン」、東邦音楽大学が誇る音楽ホール「グランツザール」のステージで演奏できる「コンサート体験」などが行われ、この日は川越キャンパスのあちこちで子どもたちの元気な声が響いていました。

「コンサート体験」ではスタインウェイフルコンピアノでのステージにふさわしく、きれいなドレスを着た出演者もいらっしゃいました。今年の夏の思い出のひとつに、また、夏休みの自由研究の題材に、有意義で楽しい時間を過ごせたのではないでしょうか。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。