2024年もよろしくお願いいたします。

川越キャンパス12号館図書館棟

今年は、元日より「令和6年能登半島地震」による大きな被害が発生し、その後も大きな事故が発生するなど痛ましいニュースが続いています。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。皆様が一日も早く平穏な生活に戻られることをお祈り申し上げます。

本学園においては、防火防災対策委員会を中心とする全教職員の協働により、学生・生徒が安心して学業・研究に打ち込めるよう、引き続き災害への備えと防災教育の充実に取り組んでまいります。

後期レッスン・授業期間も終盤となりました。学生たちは1月末よりスタートする後期実技試験に向けて練習に熱が入っています。
今回は、大学4年生・短大2年生の卒業に向けての取り組みと、大学院生の「修士論文」「学位審査修了演奏会」、そして、これらの研究のために欠かせない本学図書館についてご紹介します。

卒業年次となる大学4年生、短大2年生は、実技試験演奏曲について調べてレポートにまとめる「作品ノート」に取り組み、昨年12月までに提出を終えました。作品に対する理解が進むことによって演奏のイメージがより的確、具体的になり、練習内容も格段に向上します。冬休み明けには、そうした成果が如実に現れた演奏を聴かせてくれる学生が多いです。

そして大学院2年次生は、2年間の研究の集大成となる「修士論文」の完成と「学位審査修了演奏会」の舞台が近づいています。
「学位審査修了演奏会」は、各大学院生がその研究テーマと関連するプログラムを組み、川越キャンパスグランツザールにて公開演奏会形式で行われます。

2024年2月10日(土) 11日(日) 東邦音楽大学大学院 修士課程学位審査修了演奏会

演奏会の情報はこちらをご覧ください。

大学・短大生による「作品ノート」の中には、論文と称してもおかしくない立派なものも含まれていますが、大学院生にとっての論文は修士の学位を得る根拠となるものですので、その研究内容の水準はもちろん、論文作法、研究倫理の遵守など、さらに厳密なものが求められます。12月に提出された修士論文は全て本学大学院教員による審査を経て完成に至ります。

こうした活動を支える場の一つが図書館です。本学の図書館は文京・川越両キャンパスにあり、専門知識を持つ図書館司書を配置しています。本学図書館司書は、一般的な図書館同様のレファレンスに加えて、音楽大学特有の資料検索のサポートや、「東邦スタンダード」授業の際に図書館活用法や情報検索についてのレクチャーを行ったり、随時学生や教員からの相談にも対応してくれる心強い味方です。

文京図書館「Music Commons」受付カウンター

また、図書館には、これまでの大学院修了生による修士論文と、大学・短大卒業生による「作品ノート」のうち、審査を経て優秀と認められたものが収蔵されています。これらは開架書庫や特設コーナーで学生たちが手に取って読むことができ、これを参考にして後輩の学生たちも自分たちの研究とそのまとめ方への知識を深めていきます。

図書館に保管されている「作品ノート」

思えばひと昔前、ピアノの練習というものは、レッスンで先生から言われた通りに弾けるようにするものと考えられていた向きもありました。
しかし、それでは本当の意味での「演奏」とは言えません。
演奏者自身が音楽作品へのイメージを持ち、それを適切な奏法で楽器から引き出し聴き手に伝えること - 音楽作品そのものについての知識と理解を深めることが、その表現を追求するための原動力となり、聴き手の心を打つ演奏につながります。専門的に幅広い知識を学びながら、音楽家として、そして人間としても大きく成長できることが音楽大学で学ぶ醍醐味です。

東邦音楽大学・東邦音楽短期大学図書館についてのページ
本学図書館長のご挨拶、文京・川越両キャンパス図書館と「畑中良輔ライブラリー」利用案内に加え、資料の配置・探し方についても詳しく掲載されています。ぜひご覧ください。

https://www.toho-music.ac.jp/college/campuslife/library.html