ピアノ公開講座が開催されます。


東邦音楽大学・東邦音楽短期大学では、さまざまな分野で活躍される方を講師にお招きし、年に数回の公開講座を開催しています。

来る2016年11月7日(月)には、川越キャンパスにおいて中村洋子先生によるピアノ公開講座が行われます。
~愛らしくシンプルに見える「インヴェンション第1番」は、「平均律第1巻」をも支配している~
とても興味深いテーマですね。

この公開講座は、本学在学生はもちろんのこと、本学卒業生の方も聴講することができます。
このような学びの機会に、懐かしい卒業生の方々とお会いできるのも嬉しいことです。

この公開講座の日時、会場、内容詳細、中村洋子先生プロフィールはこちらのページをご覧ください。

なお、開催日時、内容等が変更になることがありますので、事前に学園ホームページでご確認の上ご来場ください。

芸術の秋

夏休みが終わり学生たちはキャンパスに帰ってきました。活気がもどり華やいだ雰囲気もつかの間、前期試験期間に入り緊張と不安が入り混じった複雑な表情で練習に励んでいました。

実技試験が終わり、自分の目標が達成できた学生、反省が残る学生、様々な思いが渦巻いていると思いますが、作品と正面から向き合って臨んだ経験は必ず向上に繋がるはずです。

さて、後期授業に入りました。

“秋”… 四季のなかで一番好きという方も多いと思います。芸術の秋、読書の秋、そして食欲の秋!

大学4年生はヨーロッパ、短大2年生は沖縄への演奏旅行が近づき、練習に拍車をかけています。

10月に入ると大学3年生はウィーン研修、学内演奏会、その後も定期研究発表演奏会が目白押しです。

まさに充実した芸術の秋を過ごせそうです。

<演奏会情報>


10月1日 (土) 第11回トライアルコンサート~オーケストラとの共演~

11月23日 (水・祝) 第194回定期研究発表演奏会〔オーケストラの部〕

11月26日 (土) 第195回定期研究発表演奏会〔大学・短大 合唱の部〕

12月17日 (土) 第197回定期研究発表演奏会〔大学・短大 ウインドオーケストラの部〕

第10回東邦ピアノセミナーが行われました。

去る2016年7月24日、文京キャンパスにて、毎年恒例の東邦ピアノセミナーが開催されました。第10回という節目の今回も、全国からたくさんの熱心な方のご参加をいただきました。

「心に響く演奏表現をめざして」と題した講座1(大場教授)では、不協和音にスポットを当て、様々な時代の作品を通して、楽譜を読み込んだ楽曲に如何に息を吹き込んでいくかを学びました。

講座2(國谷教授)では、「J.S.バッハ:ニ声インベンションと、そこに至る指導法」と題して、インベンション各曲について、原典版を用いての解釈・装飾法・調性や和声の表現等々を通して特徴を再確認し、またそこに至るまで無理無く学べる教材や活用法についても学びました。

講座3(藤原講師・福原講師)は「知っておきたいリズムの基本とリトミック」と題したワークショップで、実際にピアノに合わせてリトミックを体験しました。最初はぎこちなかった皆さんも、段々笑顔になり身体全体で感じ表現する事の大切さを実感し、ピアノレッスンにどのようにリトミックを取り入れていくかを考えました。


例年の様に講座と並行してレッスンも行われ最後に懇親会も持ちましたが、今回は初めて在学生のコンサートも開かれ、ラヴェルとサン=サーンスのフレッシュな演奏を聴いて頂きました。


今年も参加して下さった方々からは「すぐにでもレッスンに活かせそうな内容で充実した時間だった」と好評を頂きました。

ご参加下さった皆様有難うございました。来年もまた、共に学ぶ時を持ちましょう!

オープンキャンパスが始まりました!

梅雨明けのニュースも届き、いよいよ夏本番です。皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

東邦の夏を彩る恒例行事のひとつであるオープンキャンパスが、今年もいよいよスタートしました!

7月10日(日)、文京キャンパスにて東邦音楽短期大学オープンキャンパスが行われました。

本学のオープンキャンパスでは、学生たちが中心となって「オープンキャンパス委員会」を作り、ご来場の皆様に東邦の魅力を感じていただける様々なコンテンツを用意しています。

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[ オープンキャンパス委員会の学生たち ]

「学生による専攻プレゼンテーション&学生と語ろう!」のコーナーでは、在学生が東邦の様々な特色あるカリキュラムについて、映像を交えて紹介。ご来場の皆様と、アットホームな雰囲気で会話しながら学生生活のイメージを持っていただけるよう工夫しています。

「専攻別音楽活動」では、実際に本学で行われている講義や音楽活動の一部を公開しています。

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[ 専攻別音楽活動 ]

この日に行われた専攻別音楽活動の一つは、ピアノの楽曲分析と指導法の模擬講義でした。ここにはピアノコースとピアノレスナーコースの在学生も参加。普段の東邦生の授業の雰囲気を感じていただけたことと思います。

昼休みには、学生によるコンサートも開催。ピアノソロ、連弾、声楽等をお楽しみいただきました。

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[ 文京キャンパスのホワイエにて、学生によるコンサート ]

今後もオープンキャンパスは、文京・川越両キャンパスにて、以下の日程で開催する予定です。いずれも参加無料・申込不要・入退場自由ですので、どうぞお気軽にお越しいただき、東邦音楽大学・東邦音楽短期大学の息吹に触れていただきたいと思います。

なお、個人体験レッスンのみ事前に申込が必要です。

学園ホームページからもお申込みが可能ですので、どうぞお気軽にお申込みください。


「東邦音楽大学オープンキャンパス」

会場: 川越キャンパス

日程: 2016年7月31日(日)、8月28日(日)

いずれも10:15~15:30

詳細はこちら

「東邦音楽短期大学オープンキャンパス」

会場: 文京キャンパス

日程: 2016年8月21日(日)、10月23日(日)

いずれも10:00~15:30

詳細はこちら

平成28年度ピアノ公開講座「バロック舞曲へのダンスからのアプローチ」を開講しました。


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5月12日(木)、本学川越キャンパス 講堂においてピアノ公開講座を開講しました。

今回は、バロックダンスの研究者で大学、高校等において後進の指導にもあたっておられる浜中康子先生を講師にお招きし、「バロック舞曲へのダンスからのアプローチ」と題したワークショップ形式の講座を行っていただきました。

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バッハの組曲などで馴染みのあるバロック舞曲ですが、それがどのようなダンスだったのか、浜中先生のご指導のもと、参加者全員で実際にステップを踏むことによって体感しました。

ブレやガヴォットのステップを通して、動きの質や方向が生み出す1拍目のアクセント感を体験し、メヌエットではステップが6拍(2小節単位)で構成されていることから、楽譜では3拍目でも本質的な拍子感は6拍子‥‥など驚きの連続でした。

90分という短い時間でしたが、浜中先生の優雅なダンスと明快なお話で、ルイ14世の貴族社会を垣間見ることができ、またリズムについても深く考えさせられた内容の濃い講座でした。参加した80名の学生が、目を輝かせながらステップを踏んでいたのが印象的でした。

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第49回東邦祭が開催されました!

去る4月29日(金・祝)、30日(土)の2日間、川越キャンパスにて第49回東邦祭が開催されました。

今年度の東邦祭には、2日間で約7,000人ものお客様にご来場いただき、両日とも川越キャンパスは大盛況でした。

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今回の東邦祭では、過去最高と思われる61もの演奏企画が行われ、各会場とも満員のお客様にお越しいただきました。大学ピアノ専攻、短大器楽専攻ピアノコース・ピアノレスナーコースの学生たちも、多くの演奏企画で大活躍しました。

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東邦祭ならではの企画は、2台ピアノを用いたピアノアンサンブルです。「レッスン企画」として、ピアノの先生門下が集まってたくさんのアンサンブルコンサートが行われています。開催順にご紹介します。

「Die Knospen」・・久邇之宜先生レッスン生

「中島門下with國谷門下ピアノデュオコンサート」・・中島裕紀先生、國谷尊之先生レッスン生

「浅野門下アンサンブルコンサート」・・浅野和子先生レッスン生

「大場門下によるピアノデュオコンサート」・・大場文惠先生レッスン生

「玲子の部屋☆連弾&2台ピアノDGST祭り」・・浦川玲子先生レッスン生

「りつコンサート」・・小林律子先生レッスン生

この他にも、たくさんの自主演奏企画が行われました。ごく一部ですがご紹介しましょう。

「comodo」
・・大学2年生有志が集まって、映画やミュージカルでおなじみの音楽を中心に、声楽とピアノ連弾を披露しました。会場は、開学以来の歴史を持つ記念校舎である三室戸記念館で、お話も交えた温かい雰囲気の中、多彩な音色で息の合った演奏を聴かせてくれました。

「toi et moi~ピアノ&声楽が織りなす癒しの空間」
・・今回は、短大生による演奏企画も活発に行われました。このコンサートは「短大生6人が奏でる優しい音色♫」がコンセプト。タイトルはフランス語で「トワ エ モワ」と読み、「あなたと私」という意味だそうです。2台ピアノアンサンブルは、充実した編曲による楽譜を厳選し、美しい響きを披露。16号館LH401教室が、癒しの空間になりました!

「Fünf Klingen」
・・「銀盤を彩る名曲たち」と銘打ち、フィギュアスケートで使用された名曲の数々を、ピアノ2名、サックス、ソプラノ、クラリネットの5名の奏者で演奏しました。2台ピアノ編曲版で演奏されたラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番は、拍手が鳴りやまない熱演でした!

各演奏企画は、当日配布のプログラムにも工夫をこらし、自主製作しました。いくつか、その表紙をご紹介します。学生たちは学園祭を大いに楽しみ、盛り上げたのはもちろんですが、こうして演奏会企画を制作する過程を通して、今後の活動につながる様々な経験を積むこともできました。

ご来場いただいたお客様、また、東邦祭のためにお力添えくださった全ての方々に厚くお礼申し上げます。

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まもなく第49回東邦祭です!

東邦音楽大学附属中学から大学院まで、学園全体の学生・生徒が一丸となって参加する学園祭「第49回東邦祭」。いよいよ4月29日(金・祝)、30日(土)に迫ってまいりました。

今回は、50以上の演奏企画を予定しており、東邦祭が開催される2日間、川越キャンパスには東邦生の音楽が様々なところに溢れます。

ピアノ専攻の学生たちも、多数の演奏企画に出演します。

なかでも東邦祭ならではの企画は、連弾・2台ピアノなどのアンサンブルです。学生たちは、演奏曲目や編成、当日お配りする予定のプログラムなど、色々と工夫をこらして準備を進めています。

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放課後には、あちこちの教室から練習の音が聞こえてきます。少し練習におじゃまして、写真に収めてみました。当日の演奏が楽しみです。

音楽がお好きな方、近隣の皆様、卒業生の方々、音楽大学の学園祭に興味のある中高生の方々など、当日はぜひお気軽に川越キャンパスまでお越しください。心よりお待ちしております!

「第49回東邦祭」

2016年4月29日(金・祝)、30日(土)

会場: 東邦音楽大学 川越キャンパス

演奏企画のタイムテーブルなど、詳細は⇒こちらをご覧ください。

卒業代表演奏会が開催されました。

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平成27年度も、最後の月となりました。3月6日(日)午後1時より、東邦音楽大学グランツザール(川越キャンパス)にて「平成27年度 東邦音楽大学・東邦音楽短期大学 卒業代表演奏会」が開催されました。
ピアノの演奏者は短大1名、大学5名の計6名が出演、ショパン、リスト、ドビュッシー、プロコフィエフ、グラナドス、ラフマニノフと多彩な曲が演奏されました。演奏者それぞれの曲に対する熱い思いが聴衆の心に深く届き、会場は温かい空気に包まれました。
学生たちは、各年度ごとの2回の試験、学内演奏会、そしてウィーン研修などを経験するたびに成長していきました。2年間もしくは4年間の積み重ねが大きな成長に繋がったことを、あらためて感じることの出来たひとときでした。残念ながら演奏会に出演できなかった学生たちも、各々が真摯に音楽と向き合い着実に成長を遂げたことに拍手を送りたいと思います。
3月18日(金)には卒業式が挙行されました。大学院進学、ピアノの指導者、一般企業など進路はさまざまですが、東邦で培った実力と人間力の高さは、どの道へ進んでも発揮されることでしょう。

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2016年3月6日(日)東邦音楽大学グランツザール
平成27年度 東邦音楽大学・東邦音楽短期大学 卒業代表演奏会より

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渡邉 小百合 さん [短大]
前奏曲 ニ長調 作品23-4/S.ラフマニノフ
前奏曲 嬰ト短調 作品32-12/S.ラフマニノフ

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川田 あかり さん [大学]
ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調/F.リスト

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鈴木 いとな さん [大学]
演奏会用アレグロ 作品46/E.グラナドス

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田島 あや音 さん [大学]
ピアノソナタ 第8番 変ロ長調 作品84 第3楽章/S.プロコフィエフ

 
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纐纈 健太 [大学]
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22/F.ショパン

卒業代表演奏会が開催されます。

今年度も、後期実技試験が無事に終わりました。キャンパスでは、2月から3月にかけて行われる自主公演やボランティアコンサートに備えて練習する音が響いています。

来る3月6日(日)東邦音楽大学グランツザール(川越キャンパス)にて、「平成27年度 東邦音楽大学・東邦音楽短期大学 卒業代表演奏会」が開催されます。

大学4年次生、短大2年次生のなかから選抜された学生たちが演奏するコンサートです。

学生生活の集大成として代表者たちが熱演を披露するこのコンサートには、在学生のみならず多くの卒業生や一般の方々も聴きにいらっしゃいます。

ピアノ専攻の学生は、大学5名、短大1名が出演予定です。

また、他専攻のピアノ伴奏でも、多くの学生たちが活躍します。皆様のご来場をお待ち申し上げております。

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「平成27年度 東邦音楽大学・東邦音楽短期大学 卒業代表演奏会」

日時: 平成28年3月6日(日)

第1部 13:00開演(12:30開場)[予定]

第2部 15:30開演(15:00開場)[予定]

会場: 東邦音楽大学 川越キャンパス 東邦音楽大学グランツザール

全席自由・入場無料

もうすぐ後期実技試験です。

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今年は暖冬で過ごしやすいと思いきや、本格的な厳しい寒さがやってきました。川越キャンパス16号館からは、冬晴れの澄んだ大気の彼方に富士山を望むことができます。

この寒さで、少し気持ちが引き締まる思いですね。学生達も後期実技試験が近づき、心持ち緊張感のある面持でレッスンに臨んでいます。

今年の後期実技試験は、1月28日に始まり2月半ばまで続きます。本学の実技試験では、大学・短期大学とも演奏時間を充分にとり、なるべく演奏の途中カットは行いません。「演奏時間」には演奏前後の時間は含まれていないので、落ち着いて会場への入退場ができ、基本的なステージマナーなどを身につける機会にもなっています。

特に4年生は大学生としての最後の演奏なので、大曲を演奏することが多いです。そして、それらの演奏者の中から選ばれた数名が、3月にグランツザールで行われる卒業代表演奏会でその素晴らしい演奏を披露することになります。ですから、自然と演奏にも力が入りますね。実技試験はすべての学生に公開されており、聴講が可能です。先輩や同級生の緊張感に満ちた演奏を聴くことは大いに刺激になることでしょう。

試験本番で上手に弾くことはとても大切ですが、その日までどれだけ真剣に音楽に向き合ったか、日々どれだけ地道な努力の積み重ねをしてきたかが一番大切です。その姿勢を大切にしていれば、たとえ本番で思い通りにいかないことがあっても、その経験が栄養となり、やがて大きく花開いていきます。東邦音楽大学、東邦音楽短期大学の学生は、毎年そのように大きく成長していきます。後期実技試験でも、学生のそのような成果を聴くのが今から楽しみです。